このシリーズでは筋肉についての科学的な知識を深め、正しい筋肉のトレーニング法を紹介します。
出来るだけ毎日投稿するのでお楽しみください😀👍
第1回目は筋肉の役割について
筋力トレーニングで健康効果を得たり、運動能力を向上させたりしようと考える人も多いでしょう。
筋トレは、筋肉量を維持し「サルコペニア」を予防する効果があります。
「サルコペニア」とは、加齢によって日常生活に差し支えるほど筋肉が減ることを言います。一般的に35歳ころより減り始め、45歳ころより減少が激しくなってくるようです。
「サルコペニア」が進行すると、立ったり歩いたりする運動機能が低下した状態「ロコモティブシンドローム」や心身ともに衰えて介護が必要になる前段階「フレイル」になりやすくなります。
筋トレとは、酸素を使わない方法で筋肉のエネルギー源であるATPを作る無酸素運動の一種です。
その大きな特徴として、筋肉量を維持する・増やすというものです。
一般的な有酸素運動だけでは筋肉は増えません。つまり、ウォーキングだけでは筋肉を増やすことはできないのです😭
ただし手遅れではありません。中高年以降も正しい筋トレにより「減った筋肉を増やす」「筋肉の減少を食い止める」ことが可能です。闇雲に体を動かすのではなく正しい筋トレを正しく行う事(負荷、回数、頻度)が大切です。
特に重要なのは、太腿の前側、お尻、お腹周り、背中などの筋肉です。
筋トレのメリットとして、血糖値の安定や骨量増加にも影響します。
筋肉の細胞からは100種類以上の「マイオカイン」と呼ばれる物質があり、その中に筋トレで分泌量が増え血糖値を下げたりする「善玉」があることがわかってきました。筋肉由来のインターロイキンー6が筋トレで分泌され、筋肉自身、血管、臓器などに作用し、筋肉の新生、炎症の鎮静化、脂肪や糖の分解を促すそうです。
骨量を増やす「マイオカイン」もあり、筋トレによって増加することもわかっています。
筋トレの重要性がお解りいただけたでしょうか😀👍
同じ運動でも筋肉を増やす無酸素運動「筋力トレーニング」を積極的に取り組んでいきましょう!
でも、どのようにしていけば正しい筋トレになるのか分かりませんよね😱
次回第2回は、運動量の目安をお伝えしていきたいと思います。