神経細胞のつながり方の変化
神経細胞は3歳くらいまで広くつながっています。余計なところまでつながっているという事みたいです😅
だから乳幼児は、多くの神経細胞がつながっているので、一つの入力に対して多数の出力となり、おおざっぱな動きしかできません。
成長とともに余計な回路が働かないので、一つの入力に対して必要な出力が出来るようになります。
そこで細かな動きが出来るようになるのです。
神経伝達物質に対する反応変化
神経伝達物質GABAは、当初興奮系伝達物質でしたが、成長とともに抑制系伝達物質に変化します。
塩化物イオンを汲み出すポンプ役のタンパク質が、成長とともにふえると、GABAに対する反応が興奮から抑制に代わるようです。
神経伝達物質自体の成長変化
GABAからグリシンに代わることで、ネットワークが活動するタイミングの制度が向上するようです。
以上の3つが成長とともに変化する脳神経及び伝達物質でした。
これでわかったように、脳神経は必要な神経経路(ネットワーク)を作り上げるわけですが、脳を使うことで効率よくなることがわかりました。
脳に障害のある人は、脳神経に不具合が生じ脳神経ネットワークが壊れた状態になり、身体や感情、記憶などに影響が出てきます。
先に述べたように、脳は使うことで効率よく神経経路をつくることがわかっています。
脳を積極的に活用すれば、壊れていない神経細胞でネットワークを再構築します。
これを脳の可塑性と呼びます。
一度壊れた脳神経は戻りませんが、健全な脳細胞の再編で動かなかった部位が動かせるようになったりします。
今の技術では、脳を積極的に動か術はリハビリしかありません。更に、脳神経の成長を早めるには本人の”意図”した動作が重要となります。
だから療法士依存の”やらされリハビリ”は改善しないのです。
自らが積極的に体を動かし脳を活性化することで、機能回復した方がたくさんいます。
療法士はそのような方々のサポート役なので、どのような運動訓練が効果的なのか、その方々に合った訓練方法をお教えします。
次回は、脳の自己診断について😀お楽しみに!