Minimal Self🤔深く考えよう!

さて、リハビリと身体意識は、深い関係にあるこということはわかっています。

身体意識を無視したリハビリは、何の効果も上がりません😐

半身麻痺患者が、麻痺した側を無視した状態で、健側に依存した動作ばかり行うと、学習性不使用になることは前回話した通りです。

麻痺側を自分の身体の一部と認識し、何とか役立てるようにしていくことが大事です。

「私」らしさを取り戻すために、まずはその認識が必要になります。

「私」という自己を作り上げるものとして、Minimal Self(基礎的・原始的な自己:主体性)とNarrative Self(経験としての自己:私という物語)があります。

Minimal Selfの生成として、自己所有感(自己の身体が自分のものであるという所有の意識:身体所有感)と自己行為者性感覚(自己の運動を実現しているのは自分自身であるという主体の意識:行為主体感、運動主体感)により、今ここにある私の身体(私らしさ)があります。

要するに、生まれ持ったもので物心ついた時から所有している身体は、私のものであるという感覚が自己所有感であり、その体を自分自身の意思で動かすことにより、この身体は自分のものであるという感覚が行為主体感・運動主体感ということになります。

身体所有感と運動主体感の一致・不一致で、自己であるという感覚に影響が出ます。

健常者でも不一致していたら、自己ではないと判断され脳エラーとして表出します。

障害者でも一致していたら、自己であると判断されるのです。

片足を無くした障害者が、義足を付けて飛んだり跳ねたりするパラリンピック選手は、義足を身体所有感をインプットし運動主体感をもって自分の身体の一部と認識することで、自由に動くことが出来るのです。

脳卒中後遺症で身体に麻痺が残る方々も、同様のことが可能になります。脳神経疾患のある方々も、身体所有訓練により、自分の意志で体を動かすことが可能になります。

しかし、いづれも時間はかかります。

時間を掛けてリハビリ訓練を行えば、ある程度(8割以上)の回復は見込めます。

一番難しいのは、患者様とその家族が答えを早く求めたがることです。

長いスパン(5年以上)で考えていく必要があります。

そこで大事になってくるのは、自分自身で行うリハビリ訓練になります😀👍

しかし、やみくもに動かせばいいというものではありません。間違った動作や段階を飛び越しての動作は、逆効果を誘発してしまいます。やはり、専門職に段階的動作の方法を教えてもらい、自分で動かしていけるリハビリの在り方が重要です。

リハビリスペースでは、最初に集中的リハビリを行い、ご自分でも動かせるようになってから、自分で行うリハビリ訓練を教示することで、長いスパンで障害の克服を目指していきます。

直接リハビリ訓練を行う場合と、リモートでリハビリ訓練を行う場合と大きく二つのコースを用意しています。

是非、ご利用ください😄👍

次回は、感覚‐運動の不協応が運動主体感に及ぼす影響についてお話したいと思います。

それではお楽しみに!

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