脳の視覚野は、左脳と右脳の後頭葉にそれぞれあります。
目で見た視覚情報を処理しています。
左脳では右半分の視野を、右脳では左半分の視野を担当しています。
そこで仮に、左脳の視覚野に障害があると、目は正常でも「半盲」の状態となります。右の視野が半分無くなるわけです。
ところが、この「半盲」の患者の中には、失われた側の視野(右の視野)にある物の位置を言い当てることが出来る患者もいるみたいです。
この、見えていないのに見えている不思議な現象を「盲視」とよんでいます。
物は見えていなくても、脳は認識してしまう現象のようですが、どうやら今までと違う別ルートがあるようです🤔
通常、目で見た視覚情報は、視床と呼ばれる領域を経て視覚野へ送られて最終的に意識となります。
これとは別ルートがあるようです😮
目で見た視覚情報を中脳の上丘と呼ばれるところへ情報が伝えられ、そこで処理されることが分かったようです。
視覚情報処理は、後頭葉の視覚野だけではなかったようですね😄👍
このルートのおかげで、無意識のうちに見えている状態が生み出されているみたいです。
これでもわかるように、脳の活動で意識にのぼるのはほんの一部であり、たくさんの情報処理が無意識のうちに成されているようです。
「盲視」は、物が見えている意識がないのに、物の位置を当てることが出来る現象です。だから、物が何かはわからないようです。
専門的なリハビリ訓練で脳神経システム再構築を行えば、「盲視」を身に着けることも可能となるでしょう。あきらめないでくださいね😄👍
次回は、夢でのひらめきをお送りします。お楽しみに!