脳に関する俗説「神経神話」をご存じでしょうか😅
「男女で脳の優れている部分が違う」とか「右脳型人間は芸術的、左脳型人間は論理的」「寝ながら学習が出来る」と言った話。聞いたことあると思います。
脳の仕組みはこのように単純には語れません。”あら、そ~なんですね~”ぐらいの感覚で受け止めといてくださいね😄
「脳は10%しか使われていない」というのもありますよね。
これも何の根拠もないようです。
脳内のすべての神経細胞が常に活発に動いているわけではありませんが、逆に10%しか活発という訳でもないようです。もっと言うと、脳のすべての神経細胞は、互いにどこかの神経細胞とつながり信号を送りあっているので、まったく使われていない神経細胞は無いということになります。
安静時「大脳皮質」のいくつかの領域にある神経細胞は、より活発に動いていることがわかっています。
脳は多くの神経細胞が使われた方がよい、という単純なものではありませんが、必要な時に必要な神経細胞が活動するようになっています。その神経細胞を動かすのに必要な情報は、周りの神経細胞が関係してくるので、そのほとんどが使われていることになります。
人間の脳を一番効率よく発達させるのにいい方法は、
”意図”した行動を積極的に行うことです。
”動きたい時に動く”、”止まりたい時に止まる”といった、自由に選択できる行動が出来ることが大切であり人間らしい生き方となります。
障害を持って介助が必要な人がいます。その人から自由意志を奪うことなく、出来る範囲内ではあるけれど”意図”した行動を介助してあげられたら、その人は人間らしい生き方を獲得していることになります。
人手不足で介助する側が仕事に追われ、利用者本位ではない介助の在り方が、人間性を奪い漫然と生きるだけの世界を作り上げているのではないかと思います。
脳の話から横道にそれてしまいました😅
次回は、成長とともに変化!神経伝達物質です😀
それではお楽しみに!