前頭側頭葉変性症と筋萎縮性側索硬化症の病態解明😮

EMBO(欧州分子生物学機構)「The EMBO Journal」8/24より。

大阪大学大学院医学系研究科精神医学研究グループ

細胞(C9orf72)の異常伸長リピート配列なるものが病気の原因となることが知られていましたが、どのように細胞内で分解されているのかは明らかでなかったようです。

今回、研究グループがリピート変異遺伝子非翻訳領域から作られるリピートRNAがRNAエクソソームにより分解されていることが明らかになりました。さらに、分解を免れた非翻訳領域由来のリピートRNAから生じるジペプチド・リピート・タンパク質が、RNAエクソソーム活性を阻害して、多くの異常伸長リピートRNAが細胞内に蓄積してしまうことも分かったようです。

なんのこっちゃ?🤔

要するに、疾患原因細胞異常伸長をRNAエクソソームが分解しているんだけど、分解されなかった異常伸長細胞がジペプチドなるものを出して分解するRNAエクソソームを抑え込み、原因細胞の異常伸長が溜まってしまい病気発症となるらしいです。

RNA分解系の異常は神経発達に重要な役割を果たしているので、複雑な疾患の病態を丁寧に明らかにして、知見を集積していくことは、正しい治療標的の選定やバイオマーカーの開発の礎となるようです。

FLD/ALSいずれも治療方法が確立されておらず、C9orf72変異は世界的に家族性に頻度が高く、病態を明らかにすることは非常に意義があると研究者の川邊有哉医師は言っておられます。

基礎研究ですが、大きな前進と見ていいのではないでしょうか😃

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